去る2月27日「医師のための在宅医療セミナー」がウェルシティで開催されました。
はじめに横須賀市地域医療推進課長の惣田さんから「横須賀市の人口構成と今後の見込み」についてのプレゼンテーションがありました。その後横須賀市医師会副会長の千 場先生から「在宅療養支援診療所の現状」についてプレゼンテーションでした。
本題は「かかりつけ医と在宅医療の推進」という講演でした。
座長は横須賀共済病院院長の岸先生が仕切ってくださいました。
東京大学高齢社会総合機構特任教授の辻哲夫先生を講師にお迎えしお話を伺いました。
医師34名を含めて65名の参加者がありました。とても面白い内容だったと思います。
内容を全部お伝えすることができません。
以下、私が公演中にメモっていた内容を記載します。
「かかりつけ医は在宅」にというのがメインのメッセージの様に思います。
超高齢社会の基礎知識
施設介護中心→在宅介護中心へ
介護予防はしっかり食べる、しっかり歩く
ユニットケアは歩数も増えて会話量も増える
その人らしい生活を続けるのがベストケア
住まいとは日常生活空間を暗号化した空間である
ただ寝て生きるのではなく、社会の中で笑顔で生き続けることがベスト
病院に入ると寝たきりになる人が多い
生活の場に医療が行き届いていないのが問題
在宅での医療が足りないと病院へ患者が押し寄せる
病院では病人が病人役割を果たさなければならない
自宅では生活者として老いて生きて死ぬことができる
多職種、在宅主治医、病院などをつなぐ調整役がいない
調整役は市町村である
在宅医をつなぐのは医師会のしごと
多職種とつなぐのは介護保険の保険者のしごと
都市部ではこれから病院医療だけではシステムが成り立たない
介護にもっとお金をかけなければならない
デリバリーシステムをしっかりつくることが重要
個人がしっかりと自分のライフスタイルを考える
特養は外付けにする。地域と行ったり来たりする
身近な死が増えると市民の死生観は変わってくる。看取りをした人の話しを聞くのが一番わかりやすい
地区医師会に入るのがあたりまえにしなければならない
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