2012年12月25日火曜日

第4回ケアマネジャーのための在宅療養セミナー

第4回ケアマネジャーのための在宅療養セミナーが開かれました。

今回のテーマは在宅歯科!
12月13日午後6時から
いつもどおりヴェルクよこすかで開かれました。

講師は衣笠ヘルスケア歯科・矯正歯科の院長

西山和彦先生でした!

口腔ケアの話もたくさんされておりましたが、
 歯科大学病院の口腔ケア
 総合病院歯科の口腔ケア
 歯科診療所での口腔ケア
 居宅での口腔ケア
 施設内で行われる口腔ケア
 ・・・
 などいろいろな場面で違いがあるそうです。

超高齢者でたくさん歯が残っているスライドなど見せて頂きました。

口腔ケアの仕方もスライドで学びました。

2012年12月24日月曜日

第3回多職種合同研修会のご案内

第3回多職種合同研修会が開かれます!

「横須賀市における在宅療養の将来」というテーマで行います。


第3回目の多職種合同研修会は「横須賀市における在宅療養連携の将来」というテーマで「市民の
安心な在宅療養・在宅看取りの選択のために」職種ごとに「何が出来るか」「何をすべきか」につい
て話し合います。みなさんぜひご参加下さい!

チラシはこちら
申込用紙


日 時 平成25 年1 月24 日(木)19:00~21:00
会 場 横須賀市生涯学習センター大学習室
横須賀市西逸見町1‐38‐11 ウェルシティ市民プラザ5 階

在宅療養シンポジウム


在宅療養シンポジウムが開かれます!

皆さんご参加下さい

  ~看取りの場所を考える~
  あなたはどこで最期を迎えたいですか?

チラシはこちら
   チラシ


入場無料・手話通訳あり
日 時 平成25年1 月13日(日)13:00~16:15(開場 12:30)
会 場 横須賀市文化会館 大ホール
定 員 当日先着 1,000 人

プログラム
 基調講演 自然死のすすめ
   講 師 社会福祉法人同和園附属診療所長 中村仁一氏
 パネルディスカッション 「在宅療養と看取りの場所」

主 催:横 須 賀 市
    一般社団法人横須賀市医師会
    社会福祉法人 日本医療伝道会(衣笠病院グループ)
問い合わせ先 横須賀市健康部地域医療推進課 TEL046-822-4332

2012年11月23日金曜日

第2回多職種合同研修会の報告


11月21日ウェルシティ(横須賀市生涯学習センター)大会議室にて
第2回多職種合同研修会が開かれました。

会場が200名しか入れないため、募集人数が200名でしたが、すぐに応募で埋まってしまいました!
今回参加できなかった方、第3回は1月24日ですので是非早めに申し込みして下さい。

今回は「退院時の在宅医療連携」をテーマに多職種合同研修会を行いました。

まずはショートプレゼンテーションがありました。

横須賀共済病院 看護師 仲松さとみ氏
横須賀市立うわまち病院 医療ソーシャルワーカー 福田恵子氏
リップル ケアマネジャー 成瀬美枝子氏
よこすか訪問看護ステーション 看護師 桐ケ谷明子氏
金成医院 医師 金成正浩氏
チーム衣笠より医療ソーシャルワーカーの黒崎香

それぞれが「退院時の在宅医療連携」についてプレゼンテーションを行いました。

その後30分程度6から8人程度のグループで「退院時の在宅医療連携の課題に対する解決策」についてディスカッショを行いました。ディスカッション後30秒時間厳守で各グループ発表を行いました。
名刺交換会では一番たくさん名刺を集めた方にささやかなプレゼントを差し上げました。

迷司会にお付き合い頂きありがとうございました。

第3回ケアマネジャーのための在宅療養セミナー


11月14日ヴェルクよこすかで第3回ケアマネジャーのための在宅療養セミナーが開かれました。

退院調整をテーマに勉強会が開かれました。

まず、横須賀共済病院 連携医療推進課長の徳松茂樹氏から
「在宅医療等に関わる保険及び介護保険について」
と題してレクチャーがありました。

その後、横須賀市医師会副会長の千場純先生から
「退院前カンファレンスの基礎知識」と題してレクチャーがありました。最後に退院前カンファレンスについてのDVD鑑賞をしました。

会場は100名程度のケアマネジャーさんが来ていて、毎回熱気に包まれています。

千場先生が医療用語のテスト問題を出していました。
「カタカナで書かれたことばの意味を簡単に書きなさい。」
コンチュウ
ガイチュウ
ヒカチュウ
ネッパツ
ハッカン
シシレイカン
チアノーゼ
DOA
BSC
DNR

皆さんどのくらい分かりますか?

2012年10月23日火曜日

第2回多職種合同研修会

第2回多職種合同研修会が開かれます。

主催は横須賀市と横須賀市医師会と社会福祉法人日本医療伝道会の合同です。
前回は200名を大きく超える希望者がありました。
今回のテーマは「退院時の在宅医療連携」です。
ご参加下さい!

日 時 平成24 年11 月21 日(木)19:00~21:00
会 場 横須賀市生涯学習センター大学習室
横須賀市西逸見町1‐38‐11 ウェルシティ市民プラザ5 階
京浜急行 逸見駅下車 徒歩7 分
JR 横須賀線 横須賀駅下車 徒歩7 分
地下に有料駐車場あります(4 時間まで300 円)

対 象 診療所医師、病院勤務医、訪問看護師、病院勤務看護師、薬剤師、歯科医師、
MSW、ケアマネジャー、ヘルパー、地域包括支援センター職員、老健職員、
デイサービス施設職員、訪問リハビリ事業所職員、訪問入浴事業所職員、
高齢者関係施設職員、病院職員、行政職員など
そのほか在宅療養を支える関係者ならどなたでも!
定員 先着200 名です!



案内チラシはこちらです。
↓↓↓↓

チラシ

2012年10月18日木曜日

第2回ケアマネジャーのための在宅療養セミナー

昨日の夜は第2回ケアマネジャーのための在宅療養セミナーが開かれました。

100名近くのケアマネさんが出席されていました。

今回はヒロ薬局の薬剤師さんの塚本先生でした。
(自己紹介は薬局のおばちゃんでしたが・・・)

ケアマネジャーさんが対象でしたが、医者が聞いても大変ためになるものでした。

面白そうな内容をちょっとだけ


・ナウゼリン錠は30分で効くがナウゼリン坐剤は1-2時間かかる
・ベネットやボナロンを飲んでいるときは抜歯やインプラントを控えましょう
・ニトロペンとバイアグラを同時に飲んではいけないが、こっそりバイアグラを使っている人が多いので気をつけよう
・グレープフルーツの皮の白いフワフワにフラノクマリンという成分があり、それが薬剤相互作用に関係する
・お茶と鉄剤と結合して吸収を妨げる働きがあるが、(鉄欠乏性)貧血がある人は鉄の吸収が非常に良く、お茶を飲んでもほとんど影響はない
・PTPのまま薬を飲んでしまうのは50歳台に多い
・デパケン錠は一包化できないが、デパケンR錠は一包化できる。デパケン散は経管で詰まりやすい。
・ラキソベロン液を点眼している人がいた。マイコスポール液を飲んでいる人がいた。
・点眼や点鼻は開封したら1ヶ月で使用しよう


2012年10月15日月曜日

地域包括支援センター聞き取り調査報告

チーム衣笠では8月に市内の地域包括支援センターに赴いて

地域包括支援センターの在宅医療連携の課題について聞き取り調査を行いました。

市内には13の地域包括支援センターがありますが、
それぞれ特徴があり、抱えている課題が様々でした。


調査報告書

近隣病院退院調整者聞き取り調査報告


チーム衣笠では平成24年8月に近隣の病院の退院調整者にインタビューを行い

病院の退院調整部門の在宅医療連携の課題について聞き取り調査を行いました。

病院それぞれに抱えている問題があります。
病院スタッフも在宅スタッフも
そして患者や家族にとって良い退院調整ができるように
これから課題を克服していきたいと考えます。

詳しくは調査報告書をご覧ください。

↓↓↓↓↓

調査報告書

第6回在宅医療ネットワークミーティング

横須賀市医師会の在宅医療連携点事業:かもめ広場の企画を紹介します。


第6回在宅医療ネットワークミーティング
が開かれます。

日時 10月25日19:30~21:00
場所 横須賀市商工会議所
です。

詳しくは
チラシ
をご覧ください

2012年9月24日月曜日

フォーカスグールプディスカッション結果


チーム衣笠では6月と7月に在宅医療連携拠点事業を始めるにあたり、在宅医療連携の課題を探るためにフォーカスグールプディスカッションという調査を行いました。

6月には法人内から在宅医療連携に関わる職員に集まり、
7月は横須賀市内で在宅医療連携に関わる方々に集まって頂き
自由に在宅医療連携の話しをしてもらいました。


ディスカッションのなかで挙げられた在宅医療の課題は

「病院と在宅との連携の課題」

「在宅での多職種連携の課題」

「患者や家族が抱える課題」

の3つのカテゴリーに分けられました。
詳しくは

報告書


を御覧ください。

2012年9月17日月曜日

第1回ケアマネジャーのための在宅療養セミナー

9月14日に第1回ケアマネージャーのための在宅療養セミナーが開催されました。
午後6時から8時まで開かれました

ケアマネジャー限定の勉強会でしたが100名を超える参加者がありました。


第一部は神奈川県立保健福祉大学の臼井正樹先生が
「在宅におけるこれからの医療と介護の連携について」
という題名でお話されました。

第二部はチーム衣笠の大友が
「ケアマネジャーと医療」
という題で講演しました。

発表のパワーポイントをアップしました。

第1回多職種合同研修会の報告

9月13日木曜日午後7時からウェルシティにて第1回多職種合同研修会が開かれました。

200名の参加がありました。

第一部として順天堂大学医学部の田代孝雄先生に
「これからどうなる?!在宅療養
~在宅療養に係る現状と課題、将来の展望について~」
と題して講演していただきました。

第二部は200名の方が25のグループに別れ、横須賀市の在宅医療連携の課題について熱心に討論が行われました。

熱気で会場はムンムンとしていました。

後日アンケートやグループワークの結果を発表する予定です。

2012年8月30日木曜日

退院前カンファレンスの方法の試案

退院前カンファレンスの手順の試案を作ってみました。
利用してみてご意見頂ければありがたいです。

資料はここを↓
退院前カンファレンスの手順



2012年8月27日月曜日

第1回多職種合同研修会は満員

9月13日開催予定の多職種合同研修会ですが、
200名の定員に達しました。

今回は申し込みを〆切っています。
出られなかった方は申し訳ありません。
次回は11月に第2多職種合同研修会を行います。

またご連絡します。

2012年8月22日水曜日

横須賀在宅療養連携 メーリングリストのご案内

横須賀市の在宅医療、介護、福祉、行政、教育に関わる専門職間での情報交換、連携ツールの共有及び勉強会・研修会等の情報提供を目的としたメーリングリストを開設しました。在宅ケア関連の勉強会などの案内を簡単に発信したり受け取ったりする事ができます。たくさんの皆さんのご参加お待ちしています。ここから横須賀市の在宅医療連携の輪が広がっていく事を願っています。

ご案内
利用規約


参加者
・横須賀市において在宅療養に関わる事業所職員、行政関係者、病院職員、施設職員など
・横須賀市の在宅療養に関わる研究者
・横須賀市の在宅療養に関心のある方
・その他

参加方法
・氏名
・職種等
・所属
・配信を希望するメールアドレス
を renkei@kinugasa.or.jp までご連絡下さい。

2012年8月20日
管理者連絡先 チーム衣笠
(社会福祉法人 医療伝道会 在宅医療連携拠点事業)

2012年8月13日月曜日

第1回ケアマネジャーのための在宅療養セミナー


第1回「ケアマネジャーのための在宅療養セミナー」が開かれます。

主催は横須賀市
共催は横須賀市医師会と社会福祉法人日本医療伝道会です。

日 時 平成24 年9 月14日(金)18:00~20:00
会 場 ヴェルクよこすか 6階 ホール

対象 横須賀市内の居宅介護支援事業所、介護予防支援事業所に勤務するケアマネジャー
事前申込み制ではありません

内容は

案内チラシ

を御覧ください

第1回多職種合同研修会

第1回多職種合同研修会が開かれます。

主催は横須賀市と横須賀市医師会と社会福祉法人日本医療伝道会の合同で行います。

日 時 平成24 年9 月13 日(木)19:00~21:00
会 場 横須賀市生涯学習センター大学習室
横須賀市西逸見町1‐38‐11 ウェルシティ市民プラザ5 階
京浜急行 逸見駅下車 徒歩7 分
JR 横須賀線 横須賀駅下車 徒歩7 分
地下に有料駐車場あります(4 時間まで300 円)

対 象 診療所医師、病院勤務医、訪問看護師、病院勤務看護師、薬剤師、歯科医師、
MSW、ケアマネジャー、ヘルパー、地域包括支援センター職員、老健職員、
デイサービス施設職員、訪問リハビリ事業所職員、訪問入浴事業所職員、
高齢者関係施設職員、病院職員、行政職員など
そのほか在宅療養を支える関係者ならどなたでも!
定員 先着200 名です!

内容は

案内チラシ

を御覧ください

ニュースレター

ニュースレター第1号です。

手をつなごう 第1号

在宅医療に関する窓口を開設いたします


チーム衣笠では在宅医療に関する窓口業務を行います。在宅医療に関して「困っていること」等
「これって、どこに相談したらいいのかな?」と悩まれたら、どうぞご連絡ください。

窓口業務相談依頼書

患者さん、ご家族の皆さん

在宅で医療や介護を安心して受けるために、困っていること、悩んでいることを御相談下さい。
例えば・・・
☆入院中の家族が・・・「自宅で療養するように言われたが、どうしてよいかわからない」「施設などの退院先を探している」
☆家族が自宅で療養しているが・・・「介護が大変で相談したい」等

医療・介護従事者の皆さん

在宅医療や、入退院・施設入所等に関して、現場で困っていることのご相談をお受けいたします。
例えば・・・
☆福祉・介護施設に携わっているが、どのように医療に関わればスムーズなのかを知りたい。
☆退院する患者さんに、地域の在宅医や訪問看護ステーション等を紹介してほしい。
☆在宅での栄養指導が必要な患者さんがいるが、窓口がわからない。
☆在宅の患者さんを往診してくれる歯科医院はどこ?
☆眼科や、皮膚科等、往診してくれるところはありますか?
☆訪問服薬指導をしてくれる薬局はありますか?

相談窓口業務は

月~金9:00~17:00
電話:046ー852-1756 
FAX:046-852-1757


5人揃って「チーム衣笠」

左から、佐野かず江(主任介護支援専門員・看護師)黒崎香(医療ソーシャルワーカー)・中央:筆者・青柳美美(事務担当)・大川内淑恵(介護支援専門員・看護師)

 病気や障がいを持ちながら自宅や施設で生活する方がどんどん増えています。
 そのような方々が安心して安全に心地よく生活を続けるためには、医療・福祉・保健の連携が必須です。様々な事業所の様々な職種が関わりながらそのような方々の生活を支えています。在宅療養の現場は「連携」なくしては成り立ちません。そのような在宅ケアの連携を強めるため、衣笠病院グループでは厚生労働省の委託事業である在宅医療連携拠点事業を行うこ
とになりました。
 この事業では連携に関わる様々な事業を行います。①連携に伴う課題をどうやって解決するか多職種で考えます②二十四時間対応している在宅医療の従事者の負担を軽くします③多職種連携するために必要な仕組みづくりをします④地域住民へ在宅医療について紹介します⑤在宅チーム医療についての研修を行います。
 わたしたちは様々な事業を持っている強みを生かして横須賀で在宅ケアを行なっているグループ内外の事業所と連携を広め、深めます。また、お互い顔のみえる連携が続け、成果が見えるようにこの事業を計画しています。そして、病気や障がいを持った方が希望する場所で希望するように療養できる環境づくりを行います。
 この事業を行うためにチーム衣笠という5人のチームを結成しました。5人組と言えば「ゴレンジャー」や「嵐」が思い起こされますが、横須賀の在宅医療連携5人組と言えば「チーム衣笠」となるようにがんばります!

社会福祉法人日本医療伝道会在宅医療連携拠点事業担当者

「多職種連携」に思う


栄養サポートチーム(NST)は今日全国の病院に広く普及しています。高カロリー輸液の登場により、1970年代初頭に米国で始まったNST活動は、かつては日本ではごく一部の病院でしか行われていませんでしたが、2000年以降、有効性、安全性、経済性などからその重要性が認識されるようになり、やがて多くの施設で取り組まれるようになりました。低栄養患者の栄養管理を多職種が寄り集まって、院内を横断的に活動するというNST活動は、それまでセクショナリズム色の強かった医療現場に風穴を開ける新しい診療機能となりました。
 これまで医師は他職種から介入されることを好まず、各職種もそれぞれが専門性、独立性を重んじてきたように思います。NSTはその殻を一気に破り、医師、看護師とともに管理栄養士、薬剤師、リハビリ・スタッフ、検査技師らコメディカルの人達が病棟に上がり、手をつなぎ、生きいきとして低栄養の改善に取り組み、着実に成果を挙げてきました。この多職種連携による栄養管理のチーム医療は日本静脈経腸栄養学会がNST設立の後押しをし、2005年には医療保険の栄養管理実施加算で制度として認められ、日本病院機能評価機構のVer5(2005年)の評価項目としても取り上げられることとなりました。今日、褥瘡対策チーム、感染対策チーム、緩和ケアチーム、摂食嚥下チームなど各種の医療チームがよく見受けられるようになりましたが、NSTはそのはしりだったように思います。チーム医療といっても、かつては医師中心型の古典的な診療形態にとどまっていましたが、ここ10年位前より多職種が連携することの大切さに臨床現場は目覚め、様々な場面でそれが根付いてきたのではないでしょうか。厚労省で進められているチーム医療の推進に関する検討会報告書には、「チーム医療とは『医療に従事する多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提に、目的と情報を共有し、業務を分担しつつも互いに連携・補完し合い、患者の状況に的確に対応した医療を提供すること』と一般的には理解されている」と書かれています。
 今後、益々ニーズの高くなる在宅医療ですが、入院患者に向けられたチーム医療と同様に各職種同士、あるいは他職種間の協働による多職種の「手をつなぐ」取り組みは、在宅の患者さんへの大きな支えとなるでしょう。
 社会福祉法人日本医療伝道会病院長鈴木博

在宅医療連携拠点事業を進めるにあたって


 高齢社会の到来、医療技術の向上など医療環境の変化、医療や福祉サービスに対するニーズの多様化など、保健医療福祉を取り巻く社会環境が大きく変化する中、在宅における医療や福祉サービスの必要性が大きくクローズアップされてきました。そして在宅医療を効果的に進めるために、保健・医療・福祉サービスが、連携し総合的に提供されることが重
要であるとの認識が高まってきました。
 医療現場では、医師を中心にチーム医療が実施され、また福祉の現場においても、ケアマネージャーや介護士達が集まりケースカンファレンスを持って、情報交換を行うなどサービスの連携を図ろうと努力していることは、周知のとおりです。しかしながら本当に患者や利用者が必要としているサービスが提供されているかどうかは、まだまだ課題が多く残っていると思われます。幸い今回、厚生労働省が平成24年度事業として予算化された「在宅医療連携拠点事業」を受諾することが出来ました。
 事業を実施するにあたり、多業種の担当者が専門職の枠を超えて連携することは勿論ですが、常にサービスの受け手で
ある患者さんや利用者の方々も中心に置き、人間の尊厳を忘れない在宅医療のシステムづくりにしていかなければならないと考えています。

社会福祉法人日本医療伝道会理事長室谷千英